空中日記

日記というからには毎日書きたい

0137 パンピーのGW

アラバキに行ってきました。ほぼ完全一人行動でした。乾杯しようと言ってくれてたのに会えなかった人たくさんいました、ごめんなさいね。

前日の夜中に急遽行くことが決まったので事前の準備などろくにしていなかった。分かってりゃNORTH FACEのマウンパの一つでもゲットしていたのだろうけど、もう前日。しかも酒呑んじゃったから万代で調達なんかもできないし、その手のアウター売っぱらった矢先のことだった。なので、まあなんとかなるっしょと一日目はHOLIDAY! RECORDSのスウェット着ていったけど撃沈でした。寒すぎ。通り雨の降り方がえげつなくて心が折れた。でも、お目当てのPolarisGRAPEVINEはとても素晴らしかった。Suchmosは腹立つカッコ良さがあってとても良かった。挙げた三つ全部花笠ステージっていうね。

二日目。前日に足元田んぼ状態になることを危惧して用意していた長靴が必要なかったことをいいことにその代わりにとリュックに仕込んだのはSAKE。颯爽とシャトルバスに乗り込み、永ちゃんの『成りあがり』を肴にタカラの緑茶割りをゴクゴクと。うまい。しかし、村田インターを過ぎたくらいに気づいてしまったんだ自らの尿意に。神様最近俺に試練与えすぎじゃないの…?…そんなに俺は悪いことをしたのか…?…ああ、したかもね僕…ああ、もうダメかもしれない…運ちゃんに「すいません降ろしてください!」とよほど言おうか…いや、ダメだわもう大声出した勢いでなにかが弾けて終わりそう…

永ちゃんのお言葉もこの状況では無力。そんなエマージェンシーな自らの身体を鼓舞すべく膝に手を打ちながら、ハードコアの重鎮様のジャケットのような体制でただひたすら風の草原入口脇、Presented by レンタルのニッケンのトイレへ思いを馳せた。相当挙動不審だったと思います。

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結果ギリギリセーフ。生きててよかった。ただしその用足しの達成感とこれまでの疲労(昨日・今日と言うのではなく、3・4月くらいのハンパない忙しさも込みで)、元々お目当てが少なかったこと諸々が重なり、ろくずっぽバンドを見ず帰っちゃった。清水のみっちゃんのステージングが粋だったことと、ウエノコウジさんがカッコ良かったことがとても良かったです。

なによりも、バンドしたいなあという気持ちになれたからすごく良かったと思います。なんと明日はyodareのライブです。前回の鶯谷同様張り切って参ります◎

0136 凡人ベッドに臥す

ようやく長かった繁忙期に終わりが見えてきた。本当にしんどい数ヶ月だった、普段はネガティヴな話しないようにしているツイッターにでさえそんなことをつぶやいちゃったりもしてたくらいに。実はあまり人には言わずにいたけどストレスからくる難聴の気もあったんですがそれもだいぶマシになりました。ああもうホント良かった。午前の2時とか3時過ぎに仕事終わったツイートしてたの見て、ワタシを憂いてくれた人がいてくれたのは普通に嬉しかったです、どうもありがとう。

仕事して寝ての毎日だったので日々の楽しみがマジで食事くらいしかなくって、一時期と比べるとまったくカロリーだの体重だの気にせず食いまくってた。当然肥える。今週末控えているビッグイベントを機に再び節制せねばと思ってる。誰が何言おうがロックンロールやるならスタイル良いほうが絶対良い。ハイヴスには逆立ちしたって絶対敵わない。


そう!今週末に毎年恒例の花見。例のごとく誰彼かまわず誘っている。誰と誰が仲悪いとかそういうの全然分かんないけど、桜の花の下にいることだし、もうそういうの気にせず楽しく飲みましょうや、なんなら仲直りでも、新たな出会いでも作っていきましょうや…ってスタンスでやってます。だからこれを見てるアナタとは確実に土曜日飲みたい。興味あるひとは土曜の榴ヶ岡公園に来れば一発です。楽しい時間をシェアできるひとならだれでもカモン。バンドマンだのなんなのそんな垣根を作る気まったくないっす。よろしくどうぞ!

0135 ごきげんよう、レイモンド

ズボンズ。ムーストップいなくなったの残念だったけど、最高のロックンロールバンドだ。思考停止しているバンドの音楽は聴いて一発で「止まってる」分かるけど、このバンドに限ってはそれがない。多分ライブで毎回のように『South Central Rock』あたりはやってると思うんだけど、映像を通してでもカッコいいもんはカッコいい。毎回やっててもそのときそのときで「なんか」変わるものがあるのだと思う。サムシングだよサムシング。ダイアモンド✡ユカイも良く使うよこの表現。本名田所豊だぜ。

この前久々にTSUTAYAに行ったら「CD爆借りキャンペーン」なるものをやっていて2週連続で爆借りしてる。せっかくの機会と思い、the pillowsのアルバムあるだけ全部借りてみた。

ピロウズ、2007年アラバキ1日目のトリの演奏を見て非常に感動していたクチだったことを思い出す。大学に進学してから仲良くなった高校の同級生の女の子と一緒に見ていた。1曲目に『ストレンジカメレオン』が来て、隣にいたその子が笑いながら号泣しだしたのです。本当に人のこころに寄り添ってきたバンドなんだねと当時思ったのでした。あと「俺らみたいなのをトリにするだなんてGIPの菅は頭おかしい、でも嬉しい、ありがとう」的なMCをしたことも覚えている。皆さんも爆借りしてみたら良いと思います。

…とか思いながらテレビ見てたら平山真衣さんの曲がCM使われてて超びっくりした。

0134 イタイくらい届いてるわ

髪を切った。4ヶ月も切ってなかった。ストレスをためてしまいやすいタイプだと自己分析しているのだけど、ハゲる心配だけはまったくしていない。父方母方ともにおじいちゃんになってもみんなフサフサ。じいちゃんどっちもいなくなっちゃったけど最期まで立派な髪していたものである。


よく言う「97年デビュー組」のなかでバンドの立ち姿が一番好きだったのはスーパーカーでした。はじまってから終わるまでの歩みがある意味一番ロックしていたと思うのだ。なんやかんや再結成するバンド出てきてるけど、このバンドだけはそれはないと思う。あとYoutubeでナカコーがソロでバンドの曲やってるの見つけたのだけど、すごく意外だった。そういうの一切やらなそうな人だと思ってたから。個人的には良い曲は良い曲だから、形が変わってもプレイされてしかるべきと思う派なので機会があったら俺もライブ見てみたい。でも思ったのは、サポートみんなうますぎ!田淵ひさ子に345に沼澤尚ってどういうことだ!あとやっぱりミキちゃんの歌ないの寂しい!!

仙台シティに生きるひとなら入ったことがなくてもここの看板は見たことがあるはず。ココに来ると暑い時期は冷やし、今だったらかけそばしか頼まない。しかし、邪道とは分かりつつも、ついついトッピングを大量にしてしまう癖がある。だいたいこんな感じだ。

1.売り切れてない限り絶対に頼む
わかめ・温玉
※誰が何と言おうとこれは外せない。頼まずにいてしまうと後悔必至。わかめはヘルシーなのに食べ応えを丼に与えてくれる、ラーメンでいうところのメンマ的ポジションとしてマスト。そして温玉はちょっとずつ崩してそばを絡めて食べる(すき焼きの要領)のが最高なのだ。

2.財布の小銭を確認した後に大抵頼む
肉ダブル
※先の2つほどではないけどこれは頼む。ダブルにせずノーマルの肉にすることも。これも温玉に絡めるのがうまい。高級料理を食している気分にさせてくれる。

3.冷やしを頼むときは大抵頼む
とろろ・ほうれん草・大根おろし
※後の2つは名掛丁店(呑み帰りは大抵通り道)にはないので注意が必要。とろろ・温玉のコラボレーションはぜひとも味わって頂きたい。元気になります。

3.いろんな意味で消化不良の夜となり苦虫噛みつぶしてるときは頼む
きつね・えびかき揚をはじめとする揚げ物全般
※そばの神田の天ぷらはうまいけど胃もたれの原因になりがちなので極力頼まないようにしているけど、消化不良の夜ってのはどうにも生きてる実感が欲しいものだ。

クソほど酒を浴びることも一興だけど、あまり自分が酒強くないことに最近気づいたので、こういうところで滋味深いものを頂き、明日への活力を得ようっつー魂胆で僕は行く。ダシってのは良いですね、日本人で良かったです。

0133 風邪の歌を聴け


先週末、yodareで東京の鶯谷という街へ行ってライブをしてきました。仙台を飛び出してのライブだったこと、対バン相手がはじめましてなひとたちばかりだったこと等々、久しぶりに新鮮味のあるイベントに出ることができてとても良かったです。ロバートDEピーコ、すごかった。あれこそ東京の音楽家だと思った。これからも刺激的なバンドライフを歩みたいのでいろんなところでライブしたいです。イサオ君(yodareのメンバー。新潟県柏崎市在住)どうにかして新潟でライブするようなアテ作ってくれないかなって思っているところです。

鶯谷。「山手線沿線で最も乗降客数が少ない」「日本一レベルの低いことをウリにしている風俗店がある」等々、事前に情報収集した時点でツッコミどころ満載な街だったわけだけど、主催のアンリーさんレコメンドの信濃路という24時間の居酒屋が最高でそこで昼から酒盛りしちゃったのでまともな街歩きが出来なかったことはちと悔やんでいるところです。でもホントに最高だったんだ、信濃路。

土曜日にライブがあって月曜まで東京にいた。だいたいこんなことがありました
・高速入ったとたん後部座席の人シートベルトしてないっしょとポリスの方に車止められ人生初の減点処分を食らう(反省はしてる)
・高かったけど平和島スーパー銭湯のクオリティーがなかなか良かった
・賑やかし役として召喚していた近藤馬之介君が3日間で3回蒙古タンメン中本に行った
・いくら東京とはいえ、もう車中泊は辞めようと思った
・ライブを見に行くために下北沢に向かう途中、そのイベント次の日だったことに気づく
・失意の中「ライブ見れなくて残念だったね会」をすべく行った吉祥寺の居酒屋が超絶ナイスだった
・泊まった赤坂のカプセルホテルの近くにあったローソンで強烈なクレーマー対応に追われる中国人の店員さんを見てかわいそうだなと思った

そして、今日はyodareでレコーディング。DIY主義の堀内君、録音のための準備を早いうちから準備してくれていました。にもかかわらずワタクシ前日の夜に頂いたカキにあたってしまいトイレから出てこれなくなってしまって1時間の遅刻。迷惑をかけてしまいましたがベーシック録り(歌以外のだいたい全部)は完了。近いうちに世に放ちますので興味ある方はぜひ聴いてみて頂きたい。打ち上げ会場は東口のサイゼリヤ。僕以外の2人が赤ワインのマグナム1本あけてた。

0132 苦節10年、屈折20年

ゲラーズの1stアルバムさえ出してない頃のブログを発見し読んでみた。面白い。トクマルさんが「変な服を無理矢理着せられて少し歩きにくそうにしてるワンちゃんの後姿を観ると勃起しちゃう」というエピソードが最高に好きです。バンドやりたくなりました。本当に思いましたね、バンドやりたい。

そんで昔やってたバンドの自分の書いたブログを読み返してみた。昔になればなるほどうざったく、しょっぱいことばっか書いてやがってがっかりしている。

1.極力、あとで自分が読み返してもイヤな気分にならないことしか書かない
2.なんなら書いた当時のことをアルバムをめくるかのように楽しめるようなことを書けるように努める
3.読んでてちょっとは有益だと思ってもらえるようなことを書く

このブログでは以上の3つのことをモットーにしているので、どうにかしてそのクオリティーを目指してやれれば良いと思っている。気づいたら1万アクセスいってました。どうもです。

GRAPEVINEの新譜のなかでMVが録られてる『SPF』という曲のアレンジのモチーフがJames Ihaだったということを知る。良くレッチリで「レッチリそのものよりジョンフルのソロのほうが良くね?」というひと自分の周りにけっこういたのだけど、それと似た感じで僕にとっちゃあスマパンそのものよりジェームスイハ。イハいなくなって再始動してからのスマパン聴く気起きずにずっといたんだけど実際どうなんでしょう。コレ書きながら気になってきたわ。

唐突だけど、思いついたとき好きなお店載せていきます。スミスとはThe SmithsではなくてHEY SMITHのことのようです。僕、東京行ったら必ずと言って良いくらい蒙古タンメン中本に行くんですけど、仙台にはないじゃないすか。セブンいけばカップじゃ売ってるけど、やっぱし味気ない。そんなときにココのからいしびれる味噌ラーメンを頂く。中本とは全然別物だけどおいしいです。

0131 オカマとピエロのサファリパーク

一つ年上の母方のいとこの姉ちゃんが体調不良で自宅療養をすることになったと母から聴かされた。

すごく勉強熱心(「そういう」家柄というのもあったのかもしれないけど)で、誰でも耳にしたことある東京の有名な大学に入って、卒業後は有名な会社に就職して世界中を飛び回る…という、いわゆるエリートコースまっしぐらなひとだった。でも、それを人前(少なくとも俺みたいな親戚が集まるような場では)ひけらかすようなことをするわけではなく、いつ会っても愛嬌と親しみやすさがあるひと。完璧だな、と思っていた。

確かに元々めっちゃ身体華奢だったけど、仕事の多忙さがたたって休まなくてはいけなくなったと聞くと、なんだかとってもやるせない。かつての自分に「完璧」とはなんぞやと問うてるところです。もうじいちゃんの葬式以来数年会ってない。久々に話したいなと思ったのでした。

「私を構成する9枚」というのを考えてみた。楽しんで考えることが出来た。補足をしていきたい。

1. QUEEN『Greatest Hits』
生まれてはじめてツタヤでCDを借りて聴いた洋楽のアルバムがコレだった。そもそも僕が音楽を好きになったきっかけはサッカー好きだったから。代表戦見てればB'z、ウイイレのオープニングはQueenWe Will Rock Youてなわけです。思い出補正だけでは済まされない良い曲がいっぱい。昔一緒にSetmonoで一緒にバンドやってた大久保君が「もしこれがただのオリジナルアルバムだったら最強だよねこのバンド」と話してたことが妙に印象に残っている。確かに僕もそう思う。

2. Weezer『Pinkerton』
高校時代、ベースを手にして間もないころはそのころなりに音楽分かりたい(少なくとも分かってるフリしたい)と思っていた。そのときに手を出したのがWeezerだった(これがそもそも間違ってる気がする)。Grill BoyというWeezerコピバンをやったことがあるのだけど、『Say it ain't so』という曲で気持ちが高ぶった演奏をした結果、「あのベースはキチガイ」「バケモノ」という声がライブの様子を録画していたビデオの中に入っていて少し落ち込んだ。23歳のことです。ていうかこの曲1stの曲だったわ。

3. 柴田淳オールトの雲
受験期の土曜の午前中とかにこのひとのラジオがやってて良く聴いてた。歌の内容っていうより声がすごく好きだった。いわゆる「昼ドラの歌姫」的なことを言われだして、本人の売り方もマインドもそういうドロっとした方向に寄りすぎちゃった印象があって、それが個人的には残念だなっていつも思うけど、このファーストアルバムはとても好きです。『変身』とか。

4. The Rolling Stones『Black and Blue』
まずジャケが最高ですね。もうそれに尽きます。まああとバラードの曲がどれも良い。あとノリが良い。それだけです。ストーンズについてはまともにアレコレ書く気にならないのはなんでだろう。

5. Kraftwerk『Radioactivity』
高校の時にやってたバンドのギターボーカルと大学進学して2年ぶりくらいに会った(あんときのあいつリアル浮浪者だった)夜にそいつの家で聴いて衝撃を受けた作品。その数か月後にドラムに元Blowfly、NIGERUNAのコーヘイラモーンを迎えた3ピースバンドで長町RIPPLEでライブをした。SEはこのアルバムのTr.1と2。ちなみにその日のイベントで出演した5バンド中4バンド出ることになって途中本当に死にそうになった。途中で裸になったりもした。ホール代払えるか不安で震えるくらい金がなかった。

6. Radiohead『The Bends』
生まれてはじめてみた外タレはレディオヘッドでした。インレイボウズのツアー、さいたまスーパーアリーナ2日目。『Fake Plastic Trees』を聴けた。感激だった。誘ってくれて、『Just』が聴きたいとずっとライブ前に言ってた高校の友達はその後アムウェイディストリビューターとして東京で生活しているらしい。

7. The Rapture『Echoes』
大学時代、スノビズムに浸ちゃっててね。知らず知らずのうちに浸っちゃってるモードな自分に気づくこともなくただただ恍惚を覚えていた僕がほぼ毎月欠かさず買っていた音楽雑誌スヌーザーで激推しされてた(なおかつ自分が聴いたことない)ことで聴いたバンドの中で一番カッコ良いと思ったのがラプチャーだった。もう、そもそもスヌーザー読んでスノッブ気分になってること自体がアレだなと今では思うけど。

8. MO'SOME TONEBENDER『LIGHT,SLIDE,DUMMY』
略してLSD。こじらせまくっていた大学時代、クスリがなくても俺はこれを聴けばトベるなコレと思わせてくれた(字面だけ見ると最高にダサイな…)。俺の周りにほとんどモーサムを知るひとがいなかったことが良かったんだと思う。散々暴力的でやけっぱちな音をまき散らした後に来る『見知らぬところ』が本当に素晴らしい。声が裏返っちゃてるテイクをそのまま採用してしまうところも含め素晴らしい。

9. GELLERSGELLERS
大学入学したころに出したアルバムだということを先週知って心底出会いの遅さを恥じ落ち込んだ。20年来の幼馴染みで組んだバンドがコレかよって思う。僕、音楽そのもののこと、きっと好きなんだけど、「きっと」って言ってしまう部分って、もしかしたら誰が誰と何やってるかとかみたいなとこというか、あくまで人間がやってる感というか、ロマンチックな部分というか、そういうのが実はすっごく大事なのかもって思った。すごく憧れるし、俺もそういうバンドがやりたいって凄く思わせてくれた。非常におこがましい言い方だけど、いつか対バンしたい。