空中日記

Blowfly / yodare / Tsutsujistock / 日記というからには毎日書きたいけど、最近は毎月月末投稿です

0169 セツナ in 文横

サンモール一番町界隈にはなにかと思い出がたくさんある。はじめて演者として出たライブハウスはHooK SENDAIだったし、僕の母は僕を産み退院したその足で文化横丁にある八仙の餃子を食べに行っていると言うし、いろは横丁のブーチャンでは何度となく(私的に)伝説的な呑みをしているってな具合だ。

八仙の向かいに、かつてGokochiというカレーライスの店があった。大学時代、通うとまではいかないけど、良く行く店だった。内装がとてもオシャレだけど、自分がいってもどこか落ち着く感じがしたのて、当時付き合ってた彼女と行くこともしばしばあった。

そこでは大抵チキンカレーを食べていた。しっかり辛みもあるけど、野菜の効果か甘みも強くあって、どこか酸味も感じて、濃厚で、食べたことがあるようでない、ここでしか食べられない。そんなカレーだった。抜群にうまかった。付け合わせのらっきょうも最高。当時ジャンクフード狂いだったけど、そこで食べるときは、その時なりにその店で食べることそのものに豊かさを感じていたことを覚えている。

夜しかやってないカレーもあったから、いつかそれも食べたいなと思っていたら、いつのまにか閉店してしまっていて、建物はそのままで中はバーになっていた。僕にとってそういう店でした。 

ふと今日、そんなGokochiのことを思い出して、いろいろ調べてみた。

2011年の2月末に東京移転予定とのことを添えた閉店の挨拶を書いていたものの、翌月の震災後一度ブログに無事を報告して以降音沙汰がなくなってしまっていたことが分かった。そのブログなども今はもう見れなくなってしまっているようで、なんだかそのことがとても胸をゾワゾワさせている。それにやはり閉店以降、移転してもまた食べに行く!とか、情報分かる方教えてください!などといったことがネット上に書かれているのも見た。根強いファンがいたんだね。 

もう二度と食べることが出来ないと思うからこそ、ああまた食べたいなあと思ってしまう。下北沢の茄子おやじで修行した方が、この店のマスターだったことにも相当驚いたけど、Gokochiのカレー、師匠のともまたちょっと違う味なんだよなあ…と思いを馳せているところです。

年月たっても、そこに存在しなくても、いまこうやって思い起こせるものにあの頃出会えてて良かったなって思いました。お店の方々がいまどう過ごされているかは分からないけど、見てくれたりしないかな、このブログ!