空中日記

日記というからには毎日書きたい

0188 My New Gearって言ってみたかった

実は今年のベース奏者的目標として「音作り頑張る」ってのがあった。きっかけは前回のTsutsujistockに出てくれたsugarmanのカツヤ君のベース聴いて「なんだよこれ」と衝撃を受けて、後々調べてみたらここ数年でベースエフェクター市場がかなり面白いことになっているではないか!と気付いたことからだった。

これまでも頓着ないわけではなかったのだけど、この一年くらいでなけなしのマネーで飲み代をちょっとずつ削りながらもゲットして来たギアーたちをここで紹介したい。なお、ここでは使ったり聴いたりしてみての感覚的な話しかしませんので悪しからず。そして、Blowflyではこれら使ってません。カールコードにアンプ直の美学ってものがあるのだ。

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① aguilar / TLC Compressor

右下の青くて比較的でかいやつ。「コンプ持ったら負け」を10年以上公言してきたワタシがついに観念して購入したやつです。これが出始めるよりずっと前に定番として使われてたEBSのコンプのあの感じ(んー説明しにくいんだこれが)が好みではなく、持つ意味を感じていなかったし、たぶん弾いてる本人(とせいぜいバンドメンバー)以外は特に変化に気づかないこと請け合い。でもあるとないとでは、もう全然自分としては違います。なんといっても音がバンドであわせていても埋もれない。あと色が好き。特にスモールワンでやるときにはかかせない存在になりました。

② Electro Harmonix / Green Russian Big Muff

左上の社会主義国感あるルックスの緑のやつです。昔あったロシアンビッグマフのリイシューとやら。諭吉一枚でお釣りが来る安価っぷりが決め手となり発売間もなくゲット。つまみをあげれば従順にじゃじゃ馬と化してくれるロシアあるいはソビエト連邦の兵士のような存在。買う前は手がつけられない暴れ馬エフェクターかと思ったのでその聞き分けの良さに逆に驚いた。しかも使ってるエフェクターボードがそんな大きくない身としてはサイズが小さめなのもありがたい。スモールワンで秋田行ったときに対バンの方々にこれの音ものすごく褒められた記憶がある。

③ XOTIC / X-Blender

プリアンプでもお世話になっているエキゾティックが産んだエフェクトループボックス。左下の太極図みたいなデザインのやつ。詳しい機能はググればいくらでも出てくると思うから割愛。正直まだ使いこなせてないと思う。パソコンとかだってその個体のポテンシャル活かしきれてる人ってそんないないと思うんですよ。それと同じですわ。多機能であり、夢があり、それでいてそれこそファズやらなんやらみたいないかにもなエフェクターとは違ういぶし銀なそれ。この際ここではエフェクター界のイニエスタとでもしておこう。分かってくれる人はきっといるはず。

④ ZOOM MS-60B

写真上部・小豆色の発光してるやつ。もし今高校時代金ためて町田のヤンキーa.k.aひなっちの真似ごとしようとサンズアンプのベードラやらベースシンセやら買おうとしている僕に会えるのなら、悪いこと言わないから、まずこれ買っとけば良いのでは?って言えるくらい持っとけばなにかと潰しが効くものすごいマルチエフェクター。なお、たぶん俺の高校時代にはこんな便利なのなかったはずだしサンズもベースシンセも買った(そして盗難にあった)。クックドゥ全種類家の棚にあるかのような全能感。しかしあくまでもクックドゥではあるけど。今のところは空間系とかを必要に応じて設定して使ってる。チューナーとしても使えるからすごい。

以上4つが今年買ったものたち。4つも買ってたんだな俺。そして、ずっと使ってるXOTICのBBbasspreamp(写真下のつまみ二つとれてるいかにも年季入ってるやつ)と昔やってたバンドメンバーからのプレゼントとしてもらったKORGのチューナー(宝塚のシール貼られて今もボロボロながら残ってる。剥がすと寂しいからそのままにしてる)。自分としてはこれら全てをボードに納めている必然性は見出しているのだけど、まだまだ自在に使えている感じはしないので、これからより自分のものにしていきたいところ。平気で一日中音作りするためにスタジオこもれそうだ今ならば。

そして、ここ一年間のギアーゲット期間の最後を締めくくる一台を今日ゲットした(届くのはたぶん来週)。これを加えることで社会人なりたてのころからずっと活躍してくれたXOTICのプリアンプがボードからさよならとなる(売るわけではない)であろう寂しさはあるけども、より作りたい音の完成形に近づけるんじゃないかなと。今から届くのがめちゃくちゃ楽しみです。