つけ麺がとても好きです。それもよくあるドロっとした魚介豚骨系ではなくて、シャバ系だけど、麺をもちあげたときのスープの乗り方が良い感じのつけ麺。
仙台で一番その好みにヒットする店が泉にあるちいおり。昔は一草庵と名乗っていて、最初のころはラーメンもやっていた（それも本当においしかった）けど、 次第につけ麺オンリーにシフトしていったトコ。 動物系と魚系のバランスがとれたスープ、デフォルトでチャーシューだけでなくつくねなんかもついてくる具（ メンマめちゃくちゃうまい）、そして特盛（店では「特」 と呼ばれていたはず）まで無料でできる中太の自家製麺。。とりわけニンニクが程よく効いた辛つけ麺が好きでした。 来月閉店することになったらしく、 好きなバンドが解散した並みの寂しさがこみあげている。 どうにかして一度は食べに行きたいけど行列がヤバいらしい。 そらそうよね。でもどうにかして行きたいですね。
さて、ここからが本題。 なんで唐突になんでつけ麺の話しだしたかってもうここ２ヶ月かなり節制をしていましてですね、今食べた過ぎてヤバいんですよね。今年、節制をはじめる前に味わった仙台の大勝軒での食事の話がしたい。
インスタで結構グルメな方のポストを見てるんですけど、 東京のラーメン屋で瓶ビール頼むとおつまみついてくる所が相当数あるみたいで、それが超良い感じなんです。それこそ、例えば大勝軒のある店だと細切れのチャーシューとメンマの上にねぎとごま油（ラー油かも）が中瓶とセットになってる。よし、これを真似しよう！ビールからのつけ麺だ！！と思っていったわけです。
仙台だと瓶ビールは瓶ビールでしか出てこない。 それは織り込みずみ。そこで事前にこさえていたクーポンで餃子４個タダでゲット。もう時点でプラマイゼロいやむしろプラスだし、 勢いでコレもいっちまおうと頼んでいたキムチ・ おつまみチャーシューもなかなか良い感じ（なんせ安い）しで、 おいおい大勝軒でナイスなセンベロできんじゃんとテンションがぶちあがる。ご察しのとおり座っていたカウンターの机は満漢全席。ファミリー層も少なくない中でグラスにビール注ぎながら頂くあの背徳感は何物にも代えがたい。混んでる時間からずらしていった（通し営業だからなせる業よネ）んだけど、コレは人をダメにするなァと思いながら酩酊。
そうしていると、やってきました忘れかけてた本日の主役・ 特製もりそば中盛に生卵！いやネ、大勝軒は量多いのになぜ並盛のボタンをあの時おさなかったんだという後悔は控えめにすするのさ。うめェ。 おれの中での大勝軒の正しい使い方ってコレだったんだなと確信。正直、 今まで大勝軒行って普通につけ麺だけ頼んでいると、 まあ確かにおなかはいっぱいになるし美味しいは美味しいのだけど 、なにか足りないものを感じていた。それは酒だったんだ！！！！ ！！！！！ あとなんで生卵をトッピングにつけたかというとあのラーメンの神様こと山岸一雄先生が自分の店のをすするとき卵を割入れて召し上がってる姿をYoutubeで拝見したことがあって、ああなるほど合うかもと思ってやってみたんだけどこれがイイ！！ ！コレは酒呑まないひとにでもオススメしたい。 麺やチャーシューをすき焼き感覚で絡めてくイメージ。 これは味玉では出来ない食べ方。
案の定満腹。うまいものを腹いっぱい食べてほしいという山岸イズムを存分に感じながら、よしそろそろヤバいぞ節制せねばと胸に誓い家路についたわけです。結果的に次の日の昼まではなんも食べませんでした。幸せな食事でした。 なかなか時間とタイミングが合わないと行けないので市街地にも出店してくれないかなって思いました。
なお、今挙げた2店と同じく、いやそれ以上に愛してやまないラーメン屋さんである自家製麺キリンジについてはもうラーメンつけ麺食べに行くとかではなく、「キリンジ食いに行く」という感覚です。それについてはそのうち書こう。
