空中日記

日記というからには毎日書きたい

0257 時代は鍋だよ②

ご好評を頂いているものとして、前回に引き続き鍋のことを。

大学時代、モツ鍋というものにえらく憧れて、当時の友人たちと「もつ鍋 正時浪」なる店に何度か行ったことがありました。今思えば学生が行くにしちゃあどえらいハイコストなんだけど、味は最高に旨かったもんだから、「モツ鍋=高い」のイメージが最近まで自分に染みついていたんですね。

しかし、そんなことはなかった。うまいモツ鍋は作れるのだ。(「かわいいは作れる」と同テンポ・同イントネーションで声に出してみましょう。)

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なかなか牛モツってスーパーとかで見かけないですよね。俺はその点ラッキーでして、去年の春から転勤して仙台朝市の近くで働くようになってから市場内を歩いてたら精肉店さんで常時シマチョウが売っているのを発見したのです。アメリカ産とかなら100g130円くらいで買えます。もうこりゃやるしかないよねと。

んで、シマチョウは焼肉屋とかで食べたことある人は分かると思うけど、脂がハンパなく出ます。それをそのまま普通の肉みたく鍋に投入して野菜とかも載せてしまうと、どんなに質が良い肉であってもさすがにスープが脂っこくなりすぎてしまう(一度やったことあるけど、ほんと油汁って趣きになります)し、くさみもあるっちゃあるので、一度酒しっかり目に入れたお湯と軽く塩で下茹でしとくのが大事。大丈夫、そんくらいで味が抜けてしまうほどシマチョウはヤワではない(触感はヤワい)。ここだけはちゃんとやった方が良い。

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あとはもう、鶏がらダシの素・酒・塩or醤油or味噌とか使って味を整えたスープに下処理済んだモツ・豆腐・ごぼう・スライスしたニンニク・あれば油揚げ、そして大きめにカットしたキャベツを臆せずつっこみ、キャベツが茎の部分まで柔らかく煮えたらニラとゴマ油、すりごまを入れて軽く火を入れてあげれば完成。もっと凝ったやり方があるのかもですが、僕はコレで充分です。

個人的には、モツもさることながら、キャベツを美味しく頂くための鍋じゃないかなと思います。特に茎の部分がもつの脂とあいまって最高に甘くておいしい。個人的には塩味が好みです。そしてシメは中華麺。