空中日記

日記というからには毎日書きたい

0191 夜明けの歌

2年くらい前にラインのアカウントぶっ壊れて連絡取れなくなった方が相当数いる。

例えば、前の仕事で仲良くさせてもらってた福島のパートの皆さん。半世紀生きた方もいれば、年下の子らもいた。辞めた後も何度か僕が向こうへお邪魔してお酒飲めたこと、豊かな人付き合いだったと思う。残念ながら今は連絡の取りようがない。前のアカウントに連絡してもらってるんだろうな、きっと。本当申し訳ないな、元気にしてるんだろうか。

そして、こないだ同い年のバンドマンのなかでは本当に関わり多くさせてもらってる、魚の目のザベスさん(他にもたくさんやってるけど、敢えて魚の目の人と言わせてもらおう)と、GUTS MAGUROの優くんの結婚式があった。やはり、二次会の知らせを前のアカウントに送ってくれてたみたいで、式の日の直前にそのことを僕が知ってなんとか三次会に顔出せた。いやもう本当幸せそうだったしそれはそれはステキな空間だったけど、午前中からの大イベント、さすがにお疲れな様子だったのも印象的だった。ザベス母さまのトミーさんに久々に会えたのも良かった。ザベスの母さまらしい、なんというか世話好きなナイスママなのである。二人には七転び八起き的なアレでマジで幸せになってほしい。あと、バンドやれ。

悲しい、というか、寂しいなーってこともあった。お別れ。悲しいがそれでも、思い出の中でだけで生きていくのは嫌だな、まだまだ、イマというほうき星追いかけられんじゃん?と思ったら決めるのは早かった。皆さん、大いに葛藤しましょう!

こんな具合に、今年の夏から秋、やたらとエモーショナルな出来事が多かった。最後のやつはあまりに抽象的ですねごめんなさい。とてもでないが気持ちが保たないわ!とお天道様にツッコミをいれたくなる気分だ。

0190 お休み前=ピットイン

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長風呂にスマホという夜眠れなくなるコンボ大好きなワタシ、これを書いたら今日は寝る。

自分が悪いのか嫁氏が悪いのか、なかなか部屋が片付かないなと思っていたんだけど、そもそも部屋の広さの割に物が多いんだということに最近気づいた。滅多に運休がない地下鉄の駅に近く、走って1分でヤマザワに飛び込める抜群に最高な生活環境があるけど、その部屋の広さだけが惜しい。まあ多分来年には泉にでも引っ越すと思います。

引っ越すか今の部屋ちゃんと片付いたら宅飲みとかしたいわ。麻婆豆腐・油淋鶏・エビチリとか振舞ってやっと俺腰かけるころにはハイみんな泥酔〜!みたいな仕上がりにしたいわ。

前から言ってるように最近バタバタ忙しくしているので、ふとSNS(特にインスタ)とかでヘイトがたまるものを見てしまったときに、軽口であれなんやねん〜とかって言って爆笑できる相手がいない昨今なので外に酒呑みに行きたい気分な今日この頃です!おわり。

0189 Fizz Pop

台風の日のこと。

夜眠れなかった方も周りにはいたみたいだけど僕は爆睡できました。ちょっと前まで金縛りにあったり毎日悪夢を見たりで睡眠時間に辟易していたのが嘘のように最近はよく眠れている。空を飛ぶとかそういうSF的でステキな夢の一つでも見てみたいもんだけど、ほんとにその手のソレが見れないのです。

X JAPANが台風の影響でライブ中止からの無観客ライブ動画配信と聞き、これから起こるであろう伝説を課金はせずにどれだけ見れるもんかと興味本位でライブスタートを待ってたら1時間くらいかかった。Xのライブって押すとは聞いたことあるけども、それによって終電乗れないとか高速バス乗れなくて家帰れない仕事学校行けないみたいな人ってこれまでどれだけいたんだろうかと全然別のことを考えてしまった。あと、ライブ配信前のニコ生で出てきた昔Xのローディだった方(ジョージさん?)が、良い感じで若いバンドマンに文句?というか、おめーらもっと頑張れ最高の手本(それはもちろんXのこと)がそばにいるじゃねえかとオラオラ言ってんのがとても良かった。よくある、格闘マンガのガヤ的なキャラ立ちしてた。

アドバンテージルーシーを聴きながら。

0188 My New Gearって言ってみたかった

実は今年のベース奏者的目標として「音作り頑張る」ってのがあった。きっかけは前回のTsutsujistockに出てくれたsugarmanのカツヤ君のベース聴いて「なんだよこれ」と衝撃を受けて、後々調べてみたらここ数年でベースエフェクター市場がかなり面白いことになっているではないか!と気付いたことからだった。

これまでも頓着ないわけではなかったのだけど、この一年くらいでなけなしのマネーで飲み代をちょっとずつ削りながらもゲットして来たギアーたちをここで紹介したい。なお、ここでは使ったり聴いたりしてみての感覚的な話しかしませんので悪しからず。そして、Blowflyではこれら使ってません。カールコードにアンプ直の美学ってものがあるのだ。

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① aguilar / TLC Compressor

右下の青くて比較的でかいやつ。「コンプ持ったら負け」を10年以上公言してきたワタシがついに観念して購入したやつです。これが出始めるよりずっと前に定番として使われてたEBSのコンプのあの感じ(んー説明しにくいんだこれが)が好みではなく、持つ意味を感じていなかったし、たぶん弾いてる本人(とせいぜいバンドメンバー)以外は特に変化に気づかないこと請け合い。でもあるとないとでは、もう全然自分としては違います。なんといっても音がバンドであわせていても埋もれない。あと色が好き。特にスモールワンでやるときにはかかせない存在になりました。

② Electro Harmonix / Green Russian Big Muff

左上の社会主義国感あるルックスの緑のやつです。昔あったロシアンビッグマフのリイシューとやら。諭吉一枚でお釣りが来る安価っぷりが決め手となり発売間もなくゲット。つまみをあげれば従順にじゃじゃ馬と化してくれるロシアあるいはソビエト連邦の兵士のような存在。買う前は手がつけられない暴れ馬エフェクターかと思ったのでその聞き分けの良さに逆に驚いた。しかも使ってるエフェクターボードがそんな大きくない身としてはサイズが小さめなのもありがたい。スモールワンで秋田行ったときに対バンの方々にこれの音ものすごく褒められた記憶がある。

③ XOTIC / X-Blender

プリアンプでもお世話になっているエキゾティックが産んだエフェクトループボックス。左下の太極図みたいなデザインのやつ。詳しい機能はググればいくらでも出てくると思うから割愛。正直まだ使いこなせてないと思う。パソコンとかだってその個体のポテンシャル活かしきれてる人ってそんないないと思うんですよ。それと同じですわ。多機能であり、夢があり、それでいてそれこそファズやらなんやらみたいないかにもなエフェクターとは違ういぶし銀なそれ。この際ここではエフェクター界のイニエスタとでもしておこう。分かってくれる人はきっといるはず。

④ ZOOM MS-60B

写真上部・小豆色の発光してるやつ。もし今高校時代金ためて町田のヤンキーa.k.aひなっちの真似ごとしようとサンズアンプのベードラやらベースシンセやら買おうとしている僕に会えるのなら、悪いこと言わないから、まずこれ買っとけば良いのでは?って言えるくらい持っとけばなにかと潰しが効くものすごいマルチエフェクター。なお、たぶん俺の高校時代にはこんな便利なのなかったはずだしサンズもベースシンセも買った(そして盗難にあった)。クックドゥ全種類家の棚にあるかのような全能感。しかしあくまでもクックドゥではあるけど。今のところは空間系とかを必要に応じて設定して使ってる。チューナーとしても使えるからすごい。

以上4つが今年買ったものたち。4つも買ってたんだな俺。そして、ずっと使ってるXOTICのBBbasspreamp(写真下のつまみ二つとれてるいかにも年季入ってるやつ)と昔やってたバンドメンバーからのプレゼントとしてもらったKORGのチューナー(宝塚のシール貼られて今もボロボロながら残ってる。剥がすと寂しいからそのままにしてる)。自分としてはこれら全てをボードに納めている必然性は見出しているのだけど、まだまだ自在に使えている感じはしないので、これからより自分のものにしていきたいところ。平気で一日中音作りするためにスタジオこもれそうだ今ならば。

そして、ここ一年間のギアーゲット期間の最後を締めくくる一台を今日ゲットした(届くのはたぶん来週)。これを加えることで社会人なりたてのころからずっと活躍してくれたXOTICのプリアンプがボードからさよならとなる(売るわけではない)であろう寂しさはあるけども、より作りたい音の完成形に近づけるんじゃないかなと。今から届くのがめちゃくちゃ楽しみです。

0187 ミズノイズ

3連休最後の日。

ユーミンがついにサブスク配信開始。すごい時代になったもんだと思う。全曲リマスタリングも施されているとのことだ。正直、僕はそこまでマスタリングをしたからどうだこうだと言えるほど耳が良いわけではないのだけど、ホントにそこいらへんすごい人ってすごいですよね。

音楽の先輩でもあり、酒呑みの師匠でもある小野さん(非知ノ知)からオウガの新曲すごいぞとラインが来た。ちょうど聴いてて驚愕していたところだったので余計に驚いた。分かりにくい例えかもしれないけど、初期Arctic MonkeysでいうところのWhen the Sun Goes Downみたいな曲だと思う。バンドのモード(今のオウガであれば空虚、1stのころのアークティックであれば疾走感)とメロウな感じが合体してるところがなんとなく似てる。そのバンドでしかできない発明を見せつけられたような気分になった。

近いうちに、少なくとも自分とその周りの人がいまよりさらにハッピーになれるような出来事が起こせそうな気がしている。そのために積み上げていくべきことはたくさんあるけど、ここはひとつ頑張らなくちゃねいろいろと…って感じです。

雑記おしまい。髪切りに行こう。

0186 おのぼり酩酊・(2)どんこ

赤羽のまるます家をやろうと思ったのだけど、それよりも先に愛すべきマイホームタウン仙台の愛すべき酒場を紹介せねばいけませんね。

店一人で切り盛りしてるつばさくんはフライングサンというライブハウスで照明したり、フーフーポトフーズという天才的なバンドのギタリストだったりした同い年のナイスガイである。そんな頻繁につるんでいたわけではないけど、長い付き合いなのかもしれません。つばさくん、確かはじめてbloodthirsty butchersがフラサンでツアーで来てたときにもスタッフとしていたような。そんで間をあけずに並ばんかいと開場前に注意されたような。まあ、それは良いね。色々紆余曲折はあったようで、ついに・満を持して・待望の開店とあいなったようです。

ビールはサッポロ。瓶でワタシが愛してやまない赤星ことサッポロラガー置いてる時点でいいぞ!と拳を握りしめたものです。決して広くはない店の中でいろんな料理・酒の可能性を提示してくれる。今までの緑茶ハイはなんだんだと思うような芳醇なそれだったり、日本最初のカレー粉だという蜂カレー粉を使ったキーマを冷や奴にガッツリのせてみたり、香りの良い日本酒多数揃えていたり、ブイヤベース風のカニ汁に麺入れてシメの一品出してくれたり。2,3回くらいしか行ってないのに、うわこれはスゲー!ヤベー!というような脳を全く使わない感嘆のセリフを何度も発した記憶がある。ツボを押される感覚とはああいうときを言うのだろうな。おまけに値段も良心的。

いろは横丁という、仙台でも屈指の酒呑みストリートの中で地に足つけてやっていくことはきっと大変なはず。ヤベー客なんかもいるんだろう。でも、どう考えても泥酔客のあしらいうまそうなつばさくんのことだ、逞しく末長く僕らのような酒好きのオアシスとしてロールしていってもらいたいし、やっていくのでしょう。いつも店行くと友達とワイワイやらせてもらってるけど、カウンターだけの店なのでね、いずれ一人でゆっくりやってみたいな。

0185 おのぼり酩酊・(1)やきとん大王赤羽店

ここ最近、仕事その他諸々が多忙でして、そのため出来ていないことはズバリ酒呑み。今日から「おのぼり酩酊」と題して、自分の忘備録も兼ねて、過去に行ったグッドな酒場をご紹介していきたい。気になったら食べログ見るなり直接お店に行くなどしてもらえたら幸い。この際です、僕の分もガンガン経済まわしててください。そのうち僕も最前線へ武闘派組員として帰還しますので。

記念すべき初回は酒呑みの町として最早全国区レベルの知名度なのではなかろうか、赤羽。

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赤羽といったら、片手では数え切れないくらいの安酒場の名店があるのだけど、そこへあしげよく通う猛者たちがひしめく通りの一つである1番街から少し逸れて赤羽小学校めがけて歩くと、土日なら12時から開いてるコチラの店が。これでもかというほどの赤提灯つけられてる店が小学校の隣でバッチリ営業やれてるところにこの街の懐の深さというか、クレイジーさを垣間見ることができますよね。

やきとんは全てアンダー100円(大体80円)。酒もボトル除けばアンダー500円(大体280円)いう安さもスゴイ。が、ここで推したいのはズバリタレ。やきとん頼むと2つの壺が用意されます。ひとつは埼玉(東松山とかかな)のやきとん屋には必ずある、辛みそ。もうひとつが焼肉屋のネギ塩牛タンのうえに乗っかって焼くときに下に落ちちゃうけどうまい、あのネギ塩ダレ。どちらもにんにく効いてる感じします。これら2つにプラスして青のりポン酢なるさっぱりしたやつも頼んどくと良い。最高の薬味だれ3点セットの爆誕だ。揃えてしまえば我ら酒好きがギンギンにキマれるスタンバイは整ったようなもの。やきとんたち(塩豚バラやカシラが特に良い)にこいつらをつけて頂けばゴートゥーヘヴン。ビールやハイボールなどとの相性は言わずもがな。ついつい二杯三杯といってしまうこと請け合いでございます。

その他おつまみ各種もなに頼んでも間違いなし。大学の友人M君といった時に頼んでくれた豚キムチも最高に美味かったです。店の雰囲気も近すぎず遠すぎず、元気すぎず静かすぎずのゆるめな接客が心地よいです。

僕のようなおのぼりが赤羽に行くと、せっかくだからと100パー昼からのはしご酒を敢行するのだけど、大体最初にまるます家(土日は9時開店!)の行列を見て、こりゃ当分入れないよな、分かってる分かってる…と思いながらここへ歩いていくのがパターン化してきてる。この店、開店の時間にいけばびっくりするくらい空いてるのだ。そういう意味でも最初の一杯目として最高の酒場なのです。まあここ出たら並んででも行くんだけどね、まるます家。

次回はそのまるます家を紹介します。