空中日記

日記というからには毎日書きたい

0132 苦節10年、屈折20年

ゲラーズの1stアルバムさえ出してない頃のブログを発見し読んでみた。面白い。トクマルさんが「変な服を無理矢理着せられて少し歩きにくそうにしてるワンちゃんの後姿を観ると勃起しちゃう」というエピソードが最高に好きです。バンドやりたくなりました。本当に思いましたね、バンドやりたい。

そんで昔やってたバンドの自分の書いたブログを読み返してみた。昔になればなるほどうざったく、しょっぱいことばっか書いてやがってがっかりしている。

1.極力、あとで自分が読み返してもイヤな気分にならないことしか書かない
2.なんなら書いた当時のことをアルバムをめくるかのように楽しめるようなことを書けるように努める
3.読んでてちょっとは有益だと思ってもらえるようなことを書く

このブログでは以上の3つのことをモットーにしているので、どうにかしてそのクオリティーを目指してやれれば良いと思っている。気づいたら1万アクセスいってました。どうもです。

GRAPEVINEの新譜のなかでMVが録られてる『SPF』という曲のアレンジのモチーフがJames Ihaだったということを知る。良くレッチリで「レッチリそのものよりジョンフルのソロのほうが良くね?」というひと自分の周りにけっこういたのだけど、それと似た感じで僕にとっちゃあスマパンそのものよりジェームスイハ。イハいなくなって再始動してからのスマパン聴く気起きずにずっといたんだけど実際どうなんでしょう。コレ書きながら気になってきたわ。

唐突だけど、思いついたとき好きなお店載せていきます。スミスとはThe SmithsではなくてHEY SMITHのことのようです。僕、東京行ったら必ずと言って良いくらい蒙古タンメン中本に行くんですけど、仙台にはないじゃないすか。セブンいけばカップじゃ売ってるけど、やっぱし味気ない。そんなときにココのからいしびれる味噌ラーメンを頂く。中本とは全然別物だけどおいしいです。

0131 オカマとピエロのサファリパーク

一つ年上の母方のいとこの姉ちゃんが体調不良で自宅療養をすることになったと母から聴かされた。

すごく勉強熱心(「そういう」家柄というのもあったのかもしれないけど)で、誰でも耳にしたことある東京の有名な大学に入って、卒業後は有名な会社に就職して世界中を飛び回る…という、いわゆるエリートコースまっしぐらなひとだった。でも、それを人前(少なくとも俺みたいな親戚が集まるような場では)ひけらかすようなことをするわけではなく、いつ会っても愛嬌と親しみやすさがあるひと。完璧だな、と思っていた。

確かに元々めっちゃ身体華奢だったけど、仕事の多忙さがたたって休まなくてはいけなくなったと聞くと、なんだかとってもやるせない。かつての自分に「完璧」とはなんぞやと問うてるところです。もうじいちゃんの葬式以来数年会ってない。久々に話したいなと思ったのでした。

「私を構成する9枚」というのを考えてみた。楽しんで考えることが出来た。補足をしていきたい。

1. QUEEN『Greatest Hits』
生まれてはじめてツタヤでCDを借りて聴いた洋楽のアルバムがコレだった。そもそも僕が音楽を好きになったきっかけはサッカー好きだったから。代表戦見てればB'z、ウイイレのオープニングはQueenWe Will Rock Youてなわけです。思い出補正だけでは済まされない良い曲がいっぱい。昔一緒にSetmonoで一緒にバンドやってた大久保君が「もしこれがただのオリジナルアルバムだったら最強だよねこのバンド」と話してたことが妙に印象に残っている。確かに僕もそう思う。

2. Weezer『Pinkerton』
高校時代、ベースを手にして間もないころはそのころなりに音楽分かりたい(少なくとも分かってるフリしたい)と思っていた。そのときに手を出したのがWeezerだった(これがそもそも間違ってる気がする)。Grill BoyというWeezerコピバンをやったことがあるのだけど、『Say it ain't so』という曲で気持ちが高ぶった演奏をした結果、「あのベースはキチガイ」「バケモノ」という声がライブの様子を録画していたビデオの中に入っていて少し落ち込んだ。23歳のことです。ていうかこの曲1stの曲だったわ。

3. 柴田淳オールトの雲
受験期の土曜の午前中とかにこのひとのラジオがやってて良く聴いてた。歌の内容っていうより声がすごく好きだった。いわゆる「昼ドラの歌姫」的なことを言われだして、本人の売り方もマインドもそういうドロっとした方向に寄りすぎちゃった印象があって、それが個人的には残念だなっていつも思うけど、このファーストアルバムはとても好きです。『変身』とか。

4. The Rolling Stones『Black and Blue』
まずジャケが最高ですね。もうそれに尽きます。まああとバラードの曲がどれも良い。あとノリが良い。それだけです。ストーンズについてはまともにアレコレ書く気にならないのはなんでだろう。

5. Kraftwerk『Radioactivity』
高校の時にやってたバンドのギターボーカルと大学進学して2年ぶりくらいに会った(あんときのあいつリアル浮浪者だった)夜にそいつの家で聴いて衝撃を受けた作品。その数か月後にドラムに元Blowfly、NIGERUNAのコーヘイラモーンを迎えた3ピースバンドで長町RIPPLEでライブをした。SEはこのアルバムのTr.1と2。ちなみにその日のイベントで出演した5バンド中4バンド出ることになって途中本当に死にそうになった。途中で裸になったりもした。ホール代払えるか不安で震えるくらい金がなかった。

6. Radiohead『The Bends』
生まれてはじめてみた外タレはレディオヘッドでした。インレイボウズのツアー、さいたまスーパーアリーナ2日目。『Fake Plastic Trees』を聴けた。感激だった。誘ってくれて、『Just』が聴きたいとずっとライブ前に言ってた高校の友達はその後アムウェイディストリビューターとして東京で生活しているらしい。

7. The Rapture『Echoes』
大学時代、スノビズムに浸ちゃっててね。知らず知らずのうちに浸っちゃってるモードな自分に気づくこともなくただただ恍惚を覚えていた僕がほぼ毎月欠かさず買っていた音楽雑誌スヌーザーで激推しされてた(なおかつ自分が聴いたことない)ことで聴いたバンドの中で一番カッコ良いと思ったのがラプチャーだった。もう、そもそもスヌーザー読んでスノッブ気分になってること自体がアレだなと今では思うけど。

8. MO'SOME TONEBENDER『LIGHT,SLIDE,DUMMY』
略してLSD。こじらせまくっていた大学時代、クスリがなくても俺はこれを聴けばトベるなコレと思わせてくれた(字面だけ見ると最高にダサイな…)。俺の周りにほとんどモーサムを知るひとがいなかったことが良かったんだと思う。散々暴力的でやけっぱちな音をまき散らした後に来る『見知らぬところ』が本当に素晴らしい。声が裏返っちゃてるテイクをそのまま採用してしまうところも含め素晴らしい。

9. GELLERSGELLERS
大学入学したころに出したアルバムだということを先週知って心底出会いの遅さを恥じ落ち込んだ。20年来の幼馴染みで組んだバンドがコレかよって思う。僕、音楽そのもののこと、きっと好きなんだけど、「きっと」って言ってしまう部分って、もしかしたら誰が誰と何やってるかとかみたいなとこというか、あくまで人間がやってる感というか、ロマンチックな部分というか、そういうのが実はすっごく大事なのかもって思った。すごく憧れるし、俺もそういうバンドがやりたいって凄く思わせてくれた。非常におこがましい言い方だけど、いつか対バンしたい。

0130 ムー大陸でホッピー呑もうよ

普段は仕事しているのだけど、とうとう親にも「顔色悪くない?」と言われるようになった。繁忙期はしんどい。はよ終わってほしい。

そんななか、水曜にクドウヒロオさんのサポートでベース弾いてきました。見に来てくれたみなさんありがとうございました。

平日ど真ん中のライブ。前述のとおり今は仕事中に目がまわるくらい忙しい状況でそれ以外にも色々あってとにかく悩み悶々としていた日々を送っていたときだったので、最初お誘い頂いたときはちゃんと自分でやれるのかなとかなり悩んだのですが、やりたいなと一瞬でも思ったことはやることを選び続けてきたこれまでだったので今回もそうしようと思いサポートさせて頂きました。

本番がはじまった瞬間の緊張感、ヒリヒリしてて心地良かった。ああいう空気に飢えていたことを改めて認識した。あの3人とやれたから得られたもの。良かった。打ち上げのお酒が最高にうまかった。いつもうまいけどあの日は格別だった。ああいう日をもっと増やそう。ベースうまくなります。これからもよろしくお願いします。

ライブで最後にやった『Holiday』という曲がとりわけ好きなんだけど、この曲ヒロオさんが歌うから説得力あるよなあ、と思いながら練習やライブをしていました。『あなたにもそうであってほしい』と歌詞にすることができるだけの、ひとへ愛情というか情けというか…そういうの自分じゃ持てないもんね。と言いながら最後めちゃくちゃ気持ちよくコーラスしてたけどね~

全然話変わるけど、この前今年はじめて一人ではしご酒しに行った。とある店の『ホッピーの提供の仕方がなっちゃいな~い!ホッピーには氷もマドラーもいらんのだ、その分元からカチンカチンに冷やしておいて、泡をたくさん作るイメージで注ぎ込むのが一番うまい呑み方なのだ云々かんぬん…』と思ったのだけど、これを口やかましく説教トーンで話し出し始めたら俺がなりたくないタイプのオッサンの仲間いりということになりかねないから絶対やんない。

ちなみにろくずっぽ居酒屋の新規開拓をしていない自分ではありますが、仙台で一番ホッピーの出し方を分かってらっしゃるのと思ったのは、とらの尾です。いやホントにホントなんだって。有限会社カントリーフーズフォーエヴァーですよ。

0129 戸塚ペストスクール

今は両親と生活しているのだけど、母親の料理のウマさには毎度脱帽している。昨日20時間の眠りから目覚めたときに頂いたきりたんぽ鍋は最高だった。えらい量のセリを用意していてとてもテンションがあがった。どうにかして近いうちに友達と鍋したいな、鍋。

ラーメン二郎に久しぶりにいった。以前行ったときは体重が90キロあったときだったのだからなんとも時の流れを感じる。前回食べた直後にインフルエンザにかかったのだけど今回はどうだろう。予防接種したってかかるときはかかるからねインフル。しかも1週間休んで復帰したその日にまた別の風邪ひいたからねそんとき。見た目の割に病弱だねって昔いた会社の人に言われたことをふと思い出した。あ、ちなみに今日は小豚ヤサイショウガキムチにしました。にんにくは自重したよ。

水曜日のヒロオバンドまでもうちょい。いつも、どんなバンドやってるときでも同じこと考えてる。良い夜になれば良いです。

0128 俺がお前でお前が俺で

去年の紅白、ウルフルズみたいなバンドが出てくれたらいいのになあと思いながら見ていたっけ。下手に向井秀徳とか出てきちゃうと彼のことまったく知らない親戚方の冷めたリアクションを見なくてはいけない。このような事象を僕は「大晦日の宿命」と呼んでいる。けっこうしんどいのだ。

先週は4日から仕事初めだったのだけど、予想していた以上にしんどかった。「まじかYO…」と頭を抱えたくなるような瞬間が多すぎた。

一方で20日のクドウヒロオバンドのライブに向けての練習もはじまった。

時間があまりない中で急ピッチにリハーサルが進行している。ボーカルギターがヒロオさんギターがアンテナの池ちゃん、ドラムがいろいろやってる伝ちゃん、そしてベースが僕というメンツ。今はスタジオ入ってバンドで曲を良くしていく作業をしているところ。今回一緒にやらせてもらってる3人は曲を仕上げていく過程で「ここはこうしてほしい」みたいなことを伝えるときにしっかりと相手に届くよう具体的な表現をしているので、本当素直に勉強になる。僕なんて普段はほとんど「ここはバーンと」「ドン!ってやってみてよ」「オラオラな感じで」みたいなことしか言わずにここまでやってきていることをちと恥ずかしく思った。あと、この10年で1番ってくらいコーラスを受け持っているんだけど、これがまたけっこう楽しいことに今回気づけた。自分の歌声はどうしても好きになれないのだけど、歌うことそのものは昔と比べたらかなり好きになっていたみたいだ。子供のころは泣くほどカラオケ嫌がっていたのにな。

0127 Hello Hello

12月30日、高校の友達10人くらいと集まって酒呑んだ。

男女比はだいたい同じくらい。卒業以来ぶりの再会となる子もいた。ツツジストックの翌日ということで相当に疲労困憊だったはずなのだけど、乾杯したくらいには全部吹き飛んで最後まで本当に楽しい時間を過ごすことができた。昔の友達に会うと当時のノリに戻っちゃう…みたいなありがちな再会というよりは、各々がそれぞれの持ち場で得てきた面白い話をぶつけ合うかのような感じだった。なんならもう飲み会やりたいくらいだけど、ベタベタしすぎず、サバサバしすぎずの関係でこれからもいたい。いざっていうときに手を差し伸べられるかどうかだと思った。

ギターを買った。

最近新装開店した山野楽器で5万くらいで売っていたのがダンエレクトロ59-DC。少しばかりお金を貯めていたけど、買おうか悩んで大久保君(いつも通り商店街)に相談したら「中古で安いやつ見つけてみては」ということを言われヤフオク開いたら半額で買えた。よーく見ると赤みががっているのがとても良い。現行モデルではもう売られていないカラーらしい。あまりに安価で買えたのでエフェクターなんかにも手を出した。今度一人でスタジオに機材持っていって弾いてみようと思う。楽しい。

GRAPEVINEの亀井さんみたいにボーカルなわけではない(亀井氏はドラム)のにバリバリのメロディーメーカーというバンド内のポジションに憧れ、弟が持っていた(弟は半年でギター挫折)スクワイヤーのストラトをジャカジャカ弾いて曲を作っていた時期があった(亀ちゃん以外にもいっぱいいるんだろうけど、今パッと思いついたのが彼だったので)。ちなみにそれは大学1年くらいのときのこと。曲は、今となってはとてもじゃないけど人前では聴かせられないようなものばかりだ(蛇足:先日この話をBlowflyの荒井君と話したら、彼が当時の自分のバンドの曲名とかを覚えていたことに驚愕した)。その後はしっかり作詞作曲してくるメンバーに恵まれるようになって、以来そのへんのことはすっかり怠けていた。

ということで、去年の11月くらいからまた曲作りを再開しました。新しいバンドを組むかもしれません。2,3話がありますが、それ全部をやるってことはないと思います。もしかすると今後僕が歌うことがあるかもしれません。もし歌うのならベースではなくこのダンエレ持って出ていきたいです。とにかく絶賛計画中です。ある意味今が一番楽しかったりもします。

いちベース弾きとしての活動としては、1月20日にクドウヒロオさんという僕が足向けて寝れない大先輩の後ろでベース弾くことになりました。ギターはアンテナの池田君、ドラムはいろいろバンド頑張ってる伝七君という、バックバンドというにはキャラこゆーいメンツの中に混じってやるので今から楽しみです。それに細かいことは割愛しますが3月にはyodareで東京に行きます。

今年はバンドをやります。良い音楽作って聴かせたいです。

0126 Happy Happy

紅白・ゆく年くる年・ニューイヤー駅伝天皇杯とテレビ三昧の大晦日~元旦ですが、いつになく今年は年越した実感がありません。12月が控えめに言っても忙殺され倒しだったので総括なんてする余裕もないままでここまで来てしまったことが一番の理由なんだと思います。ともあれもう今は2016年。今年もどうぞよろしくお願いいたします◎

音楽のことで総括してみようと思う。まずはツツジストックのこと。

12月29日の夜、とても楽しかった。去年は時間がなくて誰かが企画しているイベントにあまり顔を出すことができずにいたけど、なかなかにそんじょそこらにはない刺激のあるものにはできたと思ってます。ひとえにかかわった全ての皆さんのおかげです、どうもありがとうー。

もうこれで9回やったことになる。新しいアイデアを盛り込んでみたり、それを磨いてみたり、これなんか違うわって思ってそれまでにやってたこと全部ぶっ壊してみたり…現時点で思いついたこと、尚且つ自分の身の丈に合ったレベルでやれることは一通りやれたのかなあと思っています。真面目にイベント組んでるような人には笑われてしまうんだろうけど。

ツツジストックの存在意義の一つとして、これまで接点がなかったバンドやコミュニティをつなげていくことが大事だと思っていた。一例として超具体的な言い方をするなら「このバンドとこのバンド対バンしたら仲良くなりそうだな」ってこと考えて実際に誘っちゃうっていうこととかね。もうそれで実際にやって仲良くなってくれたらその人たち同士でツツジストックなんぞよりももっと面白いことをやって、さらにいろんな人たち(お客さんも含めね)を巻き込んでいってくれればなあ…そんな目論見通りなことが起こってしまったら最高だよなあ…と常々思っていた。そういうきっかけ作りだけはこだわってやっていたつもりで、少しは出来ていたと思いたい部分でした。そうだと言ってくれ!

本当は他にもいろいろあるけどなんでもかんでも全部ブログには書かなくて良いよなって今更ながら思ったので割愛。今のところ、僕のイベントの核心を突くことを言ってくれたのはANNIK HONOREの佐藤君だけです。

「野外でやろう」「昼から夜通しでやるべし」「フードやるなら協力しますよ(byガチもんのプロの料理人)」「スポンサーとかつけると最高ですよ(by二日町の重鎮)」など、いろんな方に10回目のツツジストックについて言ってもらえてとても嬉しかった。次回があるとするならキリの良い数字となるので、ちょっとこれまでになかったもの凄いことおっぱじめちまうか、あくまでいつものマイペースさでやるか、どっちになるかは分からないけど、良かったら遊びに来てくださいね。振る舞い酒持って待ってます。